










朝露の集う緑の籠で
新たな一日をはじめる
湿気をはらんだ土の香りが
辺りにしんと立ち上り
遠い記憶に語りかける

懐こく垂れる葉の脈に指先を這わせ
はかなくも確かな鼓動に
耳を澄ませよう
幾重に織りなす草木の濃淡が
日々の変化を知らせる
ひとつとして同じものはないと


薄光が刺す籠の中
あらゆる命に溶け込んで
新しくも慣れ親しんだ
朝を迎えよう
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朝露の集う緑の籠で
新たな一日をはじめる
湿気をはらんだ土の香りが
辺りにしんと立ち上り
遠い記憶に語りかける
懐こく垂れる葉の脈に指先を這わせ
はかなくも確かな鼓動に
耳を澄ませよう
幾重に織りなす草木の濃淡が
日々の変化を知らせる
ひとつとして同じものはないと
薄光が刺す籠の中
あらゆる命に溶け込んで
新しくも慣れ親しんだ
朝を迎えよう